労災認定うつ病「心の病」、過去最多の498人

過労や仕事上のストレスで、うつ病などの「心の病」となり、労災認定された人が2016年度は過去最多になったことが分かりました。おととし、過労で自殺した電通の高橋まつりさんも、その1人でした。

厚生労働省によりますと、2016年度に長時間労働による過労や仕事上のストレスが原因で、うつ病などの精神疾患を発症し、労災認定された人は498人に上りました。前の年度から26人増え、1983年の調査開始以来、最も多くなりました。このうち自殺に追い込まれた人は未遂を含めて84人でした。

原因として多かったのは「嫌がらせ、いじめ、暴行」のほか、「仕事の内容や量の大きな変化」「悲惨な事故や災害の体験」などでした。

おととし12月に長時間労働による過労で自殺した電通の新入社員の高橋まつりさん(当時24)も去年9月に労災と認定されています。

母親の幸美さんは「これほど多くの人が、仕事が原因で命を落としたり、健康を損ねてしまったという事実は本当に悲しいことです」「長時間労働という原因をなくすことで大切な命や健康を守ることができます」「これ以上、頑張って生きている人の夢、希望、人生、命を奪わないで欲しいと強く願います」とコメントを出しました。